大阪大学大学院の64歳の教授が、住所を偽って9200万円近くの通勤手当や出張旅費を不正に受け取ったり、セクハラを繰り返したりしていたとして、21日付けで懲戒解雇になりました。
懲戒解雇の処分を受けたのは、大阪大学大学院高等司法研究科の青江秀史教授(64歳)です。
大学によりますと、青江教授は平成16年以降、東京に住んでいるにもかかわらず岡山県に住んでいると偽って通勤手当や出張旅費を請求するなどし、あわせて9200万円近くを不正に受け取っていたということです。
また、青江教授は平成23年から去年にかけて、学内の関係者の体を触ったり、容姿について不適切な発言をしたりといったセクハラを繰り返していたということです。
青江教授は調べに対し、「旅費の不正受給などはしておらず、手続きのミスだ」などと説明しているということです。
このほか、大阪大学は、10年前に大学院の国際公共政策研究科で博士号を取得したブルガリア人の男性の論文に盗用があったとして、21日付けで男性の博士号を取り消しました。
論文はEUとミャンマーの政策に関するもので、大阪大学で博士号が取り消されるのは初めてだということです。
大阪大学の西尾章治郎総長は「不正行為の再発防止に向け、全学的に教職員の綱紀粛正を徹底する」とコメントしています。

