約5千万円を脱税したとして、法人税法違反罪に問われた不動産会社「大成リアルエステート」(東京)の代表取締役、吉沢英和被告(49)に東京地裁は7日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。法人としての同社は罰金1200万円(求刑罰金1500万円)とした。
細谷泰暢裁判官は、出資して子会社を設立したように装い、無償で譲渡して赤字を計上したと指摘。「架空に架空を重ねる大胆で悪質な犯行。税金を少しでも免れたいという誘惑に負けた結果だ」と非難した。一方で、脱税分を納付したことなどから、刑の執行を猶予することが相当とした。
判決によると、大阪国税局OBでコンサルタント会社役員の国井健被告(51)=同罪で公判中=と共謀して、令和2年4月期の大成リアルエステートの所得約2億1100万円を隠し、法人税を免れた。

