東京・中央区の大手製紙会社「北越紀州製紙」の子会社の元幹部が、およそ6600万円を着服していたとして、業務上横領の疑いで警視庁と新潟県警に逮捕されました。
元幹部は15年間で24億円を着服したとして懲戒解雇されていて、警視庁などがさらに捜査を進めています。
逮捕されたのは「北越紀州製紙」の子会社で、新潟県長岡市にある「北越トレイディング」の元総務部長、羽染政次容疑者(60)です。
警視庁と新潟県警によりますと、羽染元総務部長は、3年前の平成25年に会社名義の小切手を無断で振り出して現金に換える手口で、およそ6600万円を着服したとして、業務上横領の疑いが持たれています。
これまでの調べで、羽染元総務部長は、子会社の経理業務を1人で担当していたということです。
去年5月、会社の内部調査で、15年間にわたって24億円あまりを着服していたことが発覚し、会社が警視庁に告訴していました。
警視庁によりますと、調べに対し羽染元総務部長は容疑を認めた上で、着服した金は株取引やギャンブルなどに使っていたということです。
警視庁などは、ほかにも時効が成立していない期間の着服分があわせて数億円にのぼるとみて、さらに捜査を進めています。
北越紀州製紙は「深く反省し、コンプライアンスを経営の最重要課題として当社グループの隅々まで徹底していきたい」とコメントしています。

